MAJIBANCHの思い出 その3

年末の活動休止発表から私はできる限り対バンライブに足を運びました。ほぼ週1ペースでライブハウスに通うのも初めてだったかもしれません。ほとんどが初めて訪れる場所ばかり。そんな慌ただしく過ぎた1か月を駆け足で振り返ります。

 

1/6(月) 渋谷O-nest「NEW YEAR TERRORIZM」

仕事始めと共に迎えた新年1本目のライブは“どっちで爆撃ッズ”に所属するグループが一堂に会する豪華な企画でした。私は途中からの入場でいきなりメガメガミさん達の元気いっぱいなライブを目の当たりにし、歌の最中にお客さんのスマホを使っての動画撮影など自由度の高いパフォーマンスに驚かされました。続くMAJIBANCHは持ち時間を最大限に活かしホームの和やかな雰囲気で安定のパフォーマンス。魔法陣ではもいしゃんの濃厚なキスの餌食になるのらくらさんはこの日が誕生日。トリはわれらがプワプワプーワプワの皆さん。私はTIFで見逃していたのでここで回収できました。時間の都合で見られなかったグループの皆さんはごめんなさい。

 

1/13(月)  新宿村LIVE「LEADING LIVE!!! 2nd

普段はお芝居を鑑賞する場所のようで後方は座席という仕様。私はこの日、ようやく生歌で「デタラメテロリスト」を確認することができたのがとにかく嬉しかったです。トラップを取り入れたアンビエントなトラックにメインボーカルを務めるななかさんの切ない歌声。メンバーのソロダンスパートや一瞬のマイクパスで1フレーズごとにチェンジするサビ手前のボーカルパートなど、かなり実験的な内容に息を飲みました。みんなで暴れるタイプの楽曲ももちろん好きですが、これほど難易度の高いパフォーマンスをこなせる彼女たちの実力に魅せられました。特典会で私は珍しく興奮しながら曲の感想を話した気がします。

 

1/18(土)  恵比寿CreAto「SANCTUARY」

私は仕事終わりで初めて訪れたこの場所。まじばんにとって忘れられない、とてもお世話になった場所のひとつだったようです。私は会場にたどり着くまで方向音痴が発動してしまい、まじばんの出番ギリギリに満身創痍で会場に到着。でも、この日は大好きな「NEVER LAND」が聴けてそれまでの疲れも吹き飛びました。トリのあそびダンジョンさんは女子エリアへの爆レスがたまらなく良かったですね。こちらもホワホワしました。

 

1/25(土) 白金高輪SELENE b2「アイドル甲子園」

大きな会場での対バンライブはこれが最後。さらにまじばんはイベントのトリを務めるとのことで私も非力ながら現地に向かうことに。寒いし道に迷うしいっぱいいっぱいで会場に到着。ライブが始まるとそんな気持ちも忘れるくらいの熱量に圧倒されました。フロアも湧きに湧いて頭から湯気の立ちそうな勢い。そして、奥行きのある迫力のスクリーンを効果的に使ったVJも含め、とにかく最高な仕上がりだったことは間違いないでしょう。のらくらさんの新衣装がマイナーチェンジしており、おへそがちらり。ちょっと目のやり場に困りました。

 

2/1(土)  CLUB CRAWL 「Semi Finals DAY1」

まじばん主催の対バン企画は今日と明日で最後。私は出遅れ気味に会場に着くとすぐさま未完成リップスパークルさんのステージが始まり、可愛いらしい彼女たちの印象から想像できないほどパワフルなステージに驚かされました。そして、お客さんのミックスがとにかくすごい。声のハリと固さが独特で職人のようなコールはどの曲でもカッコ良くハマります。トリのまじばんも会場の熱量に負けじとパフォーマンスを繰り広げました。あらかじめ「ラストワンマンではカバー曲をやらないのでこのタイミングで」という親切なアナウンスもあったおかげでこの5人では最後となる「ベノム」をじっくり堪能。あのペタペタしたギターのリフが強烈に耳に残りました。

 

この日まで駆け抜けるように過ぎた対バンライブの数々。どれも楽しくて一瞬一瞬、目に焼き付けたいシーンばかりでした。残すところ2/14のラストワンマンのみ。それを思うとやはり切ない気持ちになりました。正直、思い残すことは山ほどあります。この約2週間をファンの皆さんはどんな気持ちで過ごすのだろう。そしてメンバーはどんな気持ちで2/14を迎えるのだろう。私は取り留めのない気持ちに飲み込まれないよう、もう一度彼女たちの軌跡をたどり、アップされている動画やインタビュー記事を読み直し、時の流れを受け入れるしかありませんでした。そして、気付いたことは「みんな笑顔になりたくて現場に足を運ぶんだ」ということ。すごく当たり前で何のひねりもありませんが、それに気付けて良かったと思います。後は身も心も万全に当日を迎えるだけです。

 

つづく